『無し』を『有り』にする旅の技術 [ベトナム・サパ]

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例えば『安い』『快適』『安全』が良い旅の要素だとすればかなり高得点であるベトナム。そこをを3週間ほど旅をした。すると意外なことに『ベトナム旅はノイズが無いから気に入らない!楽しく無い!』と、自分が言い出し始めた。
 
 

本日のFeeling Radio

記事のBGMにどーぞ。

Fat Freddy’s Drop -『Bounce』Live At The Matterhorn

 
 

旅における『ノイズ』

世界遺産の街ニンビンを3泊した後に、今度はサパというもっと田舎町へ行く。ここは山間に棚田が広がり少数民族が住むベトナムらしい風景が一望できる街。今回も夜行バスで向かう。1500円くらいだったかな?
 

 

 
 
 

この辺に来てなんとなく分かって来たこと。何かモヤモヤした気分というか気分的に抜けが悪い感じがずっとある。何だろうな?と思っていたが、最近どえらいことに気が付いた。どうやら『ベトナムはノイズが少ない』ということが原因の一つっぽい。『ノイズ』とは異物やハプニングとも言い換えられるし、不自然や非日常とも言い換えられる様なコトやモノの事。

 
 
 
 
ベトナムに入ってから怖いことが無いのはもちろん、不便なこともあまり無い。メシも安くてうまいし、宿も安くて綺麗だし、移動も日本の夜行バスより安くて快適だし。ぶっ飛んだオヤジも野良犬もゴミの山もあんま見ない国。物乞いに関しては一回も見ていない。
 
 
 
 
 
 
だとしてもちょっと待て自分!これの何が気に入らないのか。海外を旅行する上で、最も求められると思われる3大要素『安全』『快適』『安い』。しかも綺麗で飯が美味くて。この『良い旅の要素満載セット』プラスαでも僕は気に入らないらしい。なんでもノイズが少なく物足りないから気に入らないと言う。
 
 

 結局どっちに行ってもマイナス的思考

かと言って、逆に異物やハプニング、不自然や非日常などノイズ満載の旅になっても困る。それによって引き起こる危険からは遠ざかっておきたい。怖いの嫌い。自分がビビリということもあり怖いことは苦手。なのにノイズや刺激を求めている自分がいたりする。
 
 
 
 
以前、東京の東村山に住んでいた時。志村けんで有名な。風呂場にゴキブリが出た際のこと。髪を洗い終え立ち上がり、パッと振り返った目線の高さにゴキブリがいた。ここから無意識。『キエェェェl!』と自分でも信じられないほど大きく甲高い奇声を発し、小さな風呂場でひっくり返りそうになった。その時、何故か両の手で自分の胸を隠して守っていた。何事かと慌てて台所から駆け付けた嫁に『オカマか』と切り捨てられた。たかがゴキブリで大騒ぎ。
 
 
 
 
 
世界にはゴキブリ食う文化もあるってのに、出現しただけでそんなことになっちゃう人は、ハプニング、不自然や非日常などノイズ満載の旅にしちゃダメ。身体が保たない。でもノイズは無くてはならない要素だったりする。綺麗すぎる川には魚は住めないみたいな。ゴキブリ話も今では良い思い出。
 
 
 
 
 
よく考えるとこの問題はおかしな話し。これってどっちも嫌だってこと。結局どっちに転んでも気に入らないシステムになっちゃってる。ノイズ旅も気に入らない、良い旅満載旅でも気に入らないと。知らぬ間にそんなことに。どっちに行ってもマイナス的な思考。
 
 
 

積極的な自発性を取り入れる

この『どっちに行ってもマイナス』的な思考。どう転んでも未来には気に入らない現実が待ち受ける地獄になってしまう。危なかった。。。気付かず旅を続けていたらエンドレスに気に入らない現実ループに突入するところだった。。。タモさんが出てくる寸前。
 
 
 
 
そうならない為にはどうしたものか。出来れば『ノイズ』と『良い旅セット』をハイブリッドした『良い塩梅の旅』でお願いしますと言う思いだが、多分そうもいかない。それだと『良い塩梅』待ちって感じで、出来事に対して受け身になり偶然を待つだけになってしまう。あと『良い塩梅』の良い配合具合も曖昧だし。
 
 
 
 
つまり『良い塩梅待ち』では、塩梅の微妙なサジ加減一つですぐまた簡単に不機嫌になってしまう。『待ち』ではダメだなと。ならば『待ち』の姿勢ではなく、逆に『積極的』な姿勢で行こうと。こっちから行ってやろうと。
 
 
 
 
この場合で言う『積極的』な姿勢とはどう言うものになるか。それは簡単。受け身の反対を取れば良い。ので『自発性』を取り入れれば良いだけ。起きた出来事に対して自発的に対応する。はて?どう現実に応用すべきか?
 
 
 
 
ちょっと考えて見た。『待ち』状態でも『自発的』状態でも、まず出来事が起きる。ここまでは一緒。『待ち』の姿勢だとここから対応がスタート。だけどそれでは『自発』組にとっては対応が遅いのではないかと。後手ってるんじゃないかと。積極的に自発組は出来事より前に対応スタートって感じで先手を打った方がより『自発感』が増すのではないかと思うわけです。喧嘩も先手必勝と言うし。
 
 
 
 
なので出来事が起こる前から対応スタートさせることに。これはかなり積極的感が出るのではないか。これを僕の今回の場合に当てはめて考えてみる。要するに、このまま旅が進むと、どんな形であれ『気に入らない』現実がお待ちしている。それを積極的自発性によって変えたいと。『気に入らない』現実を『気に入る』現実にしたいと。
 
 
 
 
そう考えると案としては、あらかじめ今後起きる出来事に対して『どの様に現実が転んでも気に入る』と自分に暗示をかけて思い込ませる方法が思い浮かぶ。いやいや。それだとハードル高い気がするし、自己催眠術的で気持ち悪い。
 
 
 

自己セッティング

では『気に入る』まで行かなくとも『有り』くらいならどうか。『どっちにどう転んでも有り』って言う。うむ。これなら僕でもなんとなく行けそう。僕の場合だと、良い旅セットの危険のない快適な旅は『有り』だし、ノイズ旅はハプニングやトラブルによって旅らしさが生まれ『有り』となる。何かの気付きやブログのネタになるし。
 
 
 
 
そうやって最初は『有り』くらいから入り、気に入らない現実からおさらばして行く。そのうち「有り難いな」くらいの感謝が出てくるとちょうど良いくらいな気もする。おお?『有り難い』は漢字で見てみると『有ること』が『難しい』と書くな。『有り難い』とは、とても珍しい貴重なコトとも受け取れる。珍しい貴重なことなら『待つ』受け身より『自発的』に積極果敢に取りに行った方がゲトれる可能性も上がるのではないか。
 
 
 
 
また、自発的に動く方が人として自然体と言うことになるらしい。英語で『自発』を調べると『spontaneous』と言う単語が出てくる。意味は(goo辞書より)
 
  1. 1  自然に起こる,自発的な,無意識のうちに出てくる
  2. 2〈人が〉衝動的に行動する,気の向くままに振る舞う.
  3. 3〈自然現象などが〉内在する力[原因]から生じる,外力によらない,自然の,自然発生的な
  4. 4〈植物・果実が〉野生の,自生の,天然の.
  5. 5〈体の動き・文体などが〉のびのびした,自然な
  6. 6  自然の過程[変化]によってできる,自然に生じる
  7. 7〔医学〕 自発(的)の,自然(発生)の,特発(性)の
 
となる。気になる5番目の『〈体の動き・文体などが〉のびのびした,自然な』ということは、自発的な振る舞いはナチュラルな自然体に通じると言うこと。『spontaneous』とは、語源がラテン語の「sponte」を由来とする英語で、『自分の自由意思で:協定 : 不平 : 自発的な : 自然に』を表す言葉が元らしい。もしかしたら古代ローマ思想では『自由』=『自然』と言う概念だったかもしれない。
 
 
 
 
調べて行ったらこんなことになってしまった。どえらいもんを発見した!と思ったが、書いてみるとちょっと硬い。簡単に言うと、僕は今の現状や出来事を、積極的自発性と言うスパイスをかけて『無し』を『有り』へと転換、変容、見立てながら捉え直してみようと。気に入らない現実を迎えるよりは断然良いんじゃ無いかっていう単純な話し。
 
 
 
 
結局どっちに転んでもどうなっても『有り』とか『オモシロイ』と思える自己セッティング。ある意味の諦観。積極的な諦観。どうなってもある意味オモシロイ状態ってのは憧れる。
 
 
 
 
なので、風邪ひいたりキングオブ痒い虫こと南京虫に数十箇所噛まれたりしたけど、それも『有り』ってことになった。アジアを旅してるなって言うリア充な感じでブログネタにもなったし。でも二度と一生噛まれたくは無いと言うのが本心。隠したってバレる時代なので正直に生きたいものです。
 
 
 
 
 
一応、現状これを最善策として『無しを有りにする旅の技術』って感じで旅を続けて生きます。とか言ってる合間に次の街サパに到着。ベトナム旅はまだまだ続く。ちなみに今回のジャケットグラフィックは過去作品へのこじつけっす。ご愛嬌。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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