Densely Land Hong Kong』へようこそ!
香港最終日。
食い納めにと香港で見つけた香港式定食屋『三洋美食』へ。ここは独自ルール『飯の掟』の条件を全てクリアした店。『飯の掟』は僕が貧乏旅をするにつれ勝手に出来上がった至ってシンプルな掟。それは越えなければならない3つの要素『量』『値段『味』と言う 真っ当ながら大きなハードルを見事クリアする事。
本日のFeeling Radio
記事のBGMにどーぞ。
Mardi Gras.BB – 『Hop Sing Song』
香港『飯の掟』クリアー店:三洋美食さん
『三洋美食』は完全クリア。ほぼ完璧。大好き。昼夜問わず完全に常連として利用させてもらっていた定食屋さん
『三洋美食』は演出がうまい。店に入りたくなる演出。例えば人通りのある路面側に厨房と数種類の出来立ての中華料理をガラス越しに見えるようにする。腹減って歩いている時に写真じゃなく直接料理を見せられるとたまらない。しかも山盛りでご飯とおかずをよそっている。そんないっぱいいいの?ってくらい。店前にはいつも人が覗き込む姿が。
そのご飯をよそっているオヤジさんが職人ぽくて良い。バイト君じゃ作れない いぶし銀の旨い飯を作りそう。2品選んでスープ付きで32元なので460円くらい。見る限りこの辺りじゃ他よりも高くない。しかも地元民であふれている。間違いなく安くて旨いのとの判断で入店決定。そして大当たり。日替わりで色々食べ比べ。オススメ!
地下鉄油麻地駅すぐ
香港3大密集要素
香港かなり楽しかったな。香港滞在可能時間も少ないのでそれまでの時間は素材集め。これから香港を出て中国で働いている親戚のおじちゃんと会う。香港に悔いなし。大満足。
そんな香港のことを僕は『密集シティー』と勝手に呼んでいる。香港を『密集シティー』足らしめているのが『人口密度』『高層密集住宅群』そして『空中密集看板』の3要素。
①『人口密度』
人の密度に至ってはどこ行っても高い。世界第4位の人口密度都市。それが香港。
街中の公園に行って見たけど少ない緑を求めてか人でいっぱい。特に女性が目立つ。とても多国籍な状態で当たり前のように皆んなで共有・共存している。色んな国の常識や生活習慣や宗教的タブーやらがあるだろうが関係ない。一つの公園を皆んなで共有。
噴水のある広場的な場所には多くの人が集まっていた。のんびりしたい人も、アクティブに遊びたい人も小さな公園の空間を共有している。音デカすぎませんか?ってくらい爆音でカラオケをする集団がいたり。その爆音スピーカーの40センチ横で眠そうなオヤジがいたり。
不快や迷惑と言う観点から物事を考えるのはとても日本的なのかもしれない。明らかにカラオケグループではないおばちゃんがカラオケの曲に乗って踊ったりしてたし。共有とかシェアが上手に見える。人口密度のせいなのか、人と人との距離感は日本より近く感じる。人との距離感も密集文化ということかな?
②『高層密集住宅群』
最後なのでお気に入りの密集住宅にも足を運ぶ。ここ好きだな。この画面にどこぞのオヤジさんが横切るだけでそれなりの絵になってしまう。
最近調べてわかった日本の『侘び寂び』の定義。その寂びの定義は『ものの本質が時間の経過とともに表に現れ、奥深いものや豊かなものがおのずと感じられる美しさ』のことらしい。
なるほど。この密集住宅にも香港のオヤジさんたちにも良い『寂び感』を感じます。あと『寂び感』のあるオヤジさんたちには、ある種の愛すべき『滑稽さ』みたいなものを感じ、なんか平和な気持ちになるから好き。
③『空中密集看板』
そして『空中密集看板』。これもかなり良い『寂び』が出てる。海外の人からすると東京の新宿も『看板』がすごいと評判らしい。でも日本人の僕からすると香港の方がカッコいい。
と言うのも、香港のほとんどの看板表記が『漢字』で書かれている。多言語の英語看板は少し。その統制された感じが美しくもあるし硬派に見えてカッコいい。東京は英語表記も多くてPOPな印象。嫌いじゃないけど。
『Densely Land Hong Kong』
硬派で寂び感のある滑稽な密集シティー香港。この『密集』した状態を英語表記だと『Dense』や『Densely』と書くらしい。この『Densely』と言う単語のスペル感。と言うか羅列する文字感を見てると、なんとなくネズミ感というかエレクトリックパレードがある夢の国的なスペル感と似ているなぁと。ふとそう思う。そうなると。。。
こういうの作りたくなってみたりする。思えば香港という街自体が僕にとって『香港密集ランド』と呼べるだけのテーマパーク性を兼ね備えたアミューズメントパークと言う感じ。しかも偶然にも香港にも千葉同様に本物の『ランド』が存在すると言うし。
なんか繋がったとか思い、僕なりの『Densely Land Hong Kong』へと繋がる言う訳です。
結構頑張って作ったこのランドには、パレードはないけどエレクトリック感はある。毎夜のネオン看板群が演出してくれる。少しランドっぽい。そうしたら本場のランドとこっちのランドは真逆コンセプトで行なおう。こちらの『Densely Land 』は本場『夢』の国に対抗して『現実』をメインテーマにして行こう。
そうなるとマスコットキャラは香港の現実代表者が良いな。香港のリアリティー。そう言えば香港は愛すべきオヤジたちがイキイキとしていたな。
となれば決まりだ。裸で酔い潰れて気絶していたあのオヤジが『Densely Land Hong Kong』のメインマスコットにちょうど良い。メインゲートでお客様をお出迎えしてもらおう。滑稽感を演出してくれるピエロ的な存在としても良い。きっとキャラの濃いオヤジ仲間もいっぱいいてランド内は賑やかだ。
現実型アミューズメントシティー『Densely Land Hong Kong』へようこそ!
是非皆さんも香港にお越しの際は、エネルギッシュで寂び感と滑稽さとリアリティーが溢れる『Densely Land Hong Kong』をお楽しみください!基本自己責任でお願いします。
了
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