雨です。
タイは現在雨季に入りました。
すごいいっぱい雨が降ります。
でもすぐ止みます。
でもまたすぐ雨が降って来ます。
でもまたすぐに止みます。
本日のFeeling Radio
記事のBGMにどーぞ。
スチャダラパー -『ヒマの過ごし方』
一人遊び
カオサンストリートも人がまばらです。
旅行者も減る次期です。
雨多いし、学校や仕事が始まるからです。
タイでは、小中学校などの5月の始業式と雨季突入が毎年同時期らしいです。
なので、学校始まったから雨降るぞ!的な話になる様です。
日本には四季があります。
タイも季節が移ろいます。
大きく分けちゃうと『乾季』と『雨季』
の現在『雨季』です。
ちょっとだけ涼しさが出て来ました。
カエルです。
雨の夜には大合唱します。
バンコクという首都の一番喧騒にまみれたカオサンの路地1本奥でカエルが見れます。
そこそこの大きさのカエルが、車に轢かれてピョン吉みたくなっているのをよく見ます。
ネコです。
魚を好みます。
このネコを飼っているゲストハウスのママは、雨が降ることが匂いでわかります。
そういうのあります。
あと、匂いによって記憶とか感情が急にフラッシュバックって感じで、思い出される時があります。
僕の場合、インド料理屋さんの前を通りかかると、いつもあのスパイシーな香りが鼻を付き、脳を刺激します。
すると、以前行ったインド旅行を思い出します。
インド旅行で感じた、喜怒哀楽、不安、ワクワク、宗教、神様、暮らし、仕事、暑さ、喧騒、人ゴミ、牛、猿、犬、経験したその他諸々が合わさって、一言では言えない混沌とした感情が、一瞬でドンっと思い出されます。
「んぁインド!」
ってなります。
これほどの情報量を、ひと塊として入って来た瞬間の「んぁ!」って感じが好きです。
瞬間の「んぁ!」感です。
そんな要領で、タイで雨が降ると思い出すモノがあります。
それはランブータンというフルーツです。
若干、僕の手が汚ねぇ感じに映っちゃってますが、
このフルーツ。
ビジュアルが若干気持ち悪いのに、ライチの仲間だけあって中身はうまいんです。
タイに住んでいた時、このビジュアルがどーにも気になり出します。
赤くて皮の部分の肉質感は何かの動物っぽい弾力で、でんでん虫の触角みたいなのいっぱいなこの感じ。
そして雨が降って外に出るのも億劫な状況です。
要するに『雨季』です。
ということは暇です。
そうなると、人は遊び出します。
どうしてこうなったかと言うと、暇だからです。
ちなみに、黄色い肉付け部分はタイで見つけた柔らかい粘土です。
ランブータンを見て、何故これが作りたかったのか、自分でもわかりません。
ですが、もう少し他のキャラクターも作って見ましょう。
暇なので。
楽しくなって来ました。
やっぱり☆画太郎先生世代なんだなと気付かされます。
南国の雨季は人をランブータンで遊ばせる趣きがある様です。
せっかく良いのができたので、当時これを日本にいる嫁に送りました。
3つでワンセット。
クリアケースに入れて梱包し、嫁には何も言わずに空輸で送りました。
数日後、嫁から連絡が来ました。
「ねーねー 笑。これ何?カビがすごいんですけど。。。」
どうやら、雨季の湿気でナマモノであるランブータンにカビが繁殖。
粘土部分は、タイから日本へ行く長距離輸送中の衝撃に耐えられず原型がほぼない状態。
嫁は笑っていたげど、ただの生ゴミをタイから送った形に。
あれから2年。
雨が降ると思い出す。
カビのランブータンを。
One Response
Feeling Radio:09 – 立体旅行
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