昨日の昼間、地元の友達からメールで『ブログ更新しろや』『ちょっとサボりすぎだぞ』と叱咤アンド激励された。
はい。すいやせん。ここからは言い訳ですが、日本を出てから約5ヶ月経過。お腹も壊さず順調!と思いきや、とうとう風邪らしきものを患ってしまいまして。喉の痛みから始まり、咳、鼻水、熱っぽさと言うTHE風邪の諸症状に襲われる羽目に。
これは一旦休憩しなさいと言うガイダンスですねぇ〜なんて勝手な解釈と受け取りで、急遽中国行きを一時保留。ベトナムを離れラオスにて休養含め身体を休めることに。
ラオスって田舎っぽくてのんびりしるゆるいイメージ。そう。実際にそんな感じ。ここで体調整えて、精気養ってから再スタートしましょうと言うことでもあるし、自ら望んで沈没しに来たと言うことでもあるわけで。
現在は風邪の症状は治まって来たものの、今度はキングオブ噛まれたら痒い虫で有名な『南京虫』に数十カ所喰われ、禿げるほどの痒みに襲われております。2週間ずっと痒いらしい。
1日の思考の40%くらいはずっと『痒い』に支配されて過ごす生活クオリティー。一生痒かったらどうしようと思う日々。『健康な思考は健康な身体から』と言うキャッチコピーをつけたいほど、健康の偉大さを痛感している in ラオスです。
本日のFeeling Radio
記事のBGMにどーぞ。
Jon Hopkins – 『Vessel』 (Four Tet Remix) (2010)
ダナンつったら五行山
気を取り直して、ここからベトナムは怒涛の観光ラッシュに入ってまいります。2日ないし3日以内で土地をポンポンと移動して行く。見どころが多いベトナム北部。その観光ラッシュ第1発目を飾るのがダナンにあるマーブルマウンテンこと『五行山』。
かの有名な西遊記の中で、斉天大聖こと『孫悟空』が、お釈迦様によって500年間懲らしめの為に閉じ込められた岩山がこの五行山。と言われている。ベトナムはその昔中国領だった時代もあるので、中国文化を街のあちこちで目にする。中国にどんどん近づいて行っている感覚。
この宿に決めたのは自転車を無料レンタルできるから。宿から五行山まで自転車で30分ほど。ありがたく借りて行く。ちゃちゃっと漕いで程なく五行山到着。80円の入場料と20円程度の駐輪料を払う。
五行山はその名前の通り5つの山からなり、各山は木・火・土・金・水の5種類の担当する元素を持つ。これは古代中国発祥の五行思想からなるもので、ベトナムでもちょっとしたパワースポットらしい。
あとは観光って感じになるので写真をずらっと行きます。
五行山には何箇所もの洞窟が山内に広がっている。その中で一番大きな空間の洞窟には、小さな石造りのお寺と、洞窟上部に掲げるかのように仏像が配置されている。その周りにある祭壇からは途切れることなく香の煙が立ち昇り、上部から差し込む光を幻想的に演出している。
洞窟に空いた天井の穴は、ベトナム戦争時にアメリカ軍から受けた爆弾の影響で空いた穴だと言う話し。なので戦争によって出来上がった光の演出と言うこと。当時この洞窟群はベトナム兵士が利用していたらしく、ベトナム兵士が祈るための仏像も未だ残っていたりする。またベトナム戦争の話が出て来た。この戦争がこの国にどれだけ大きな影響を与えているかが良くわかる。気がする。
あんなでっかい洞窟もあれば、人が一人しか通れないような細い洞窟を通る。と言うよりも、垂直に登っていかないとたどり着けない見どころ場所もある。中国人のばぁちゃんは途中まで行って諦めて戻って行った。賢明。
んで、登り切ると五行山とダナンの街を一望できるポイントへ。反対側は海。
ご覧の通り西遊記感は一切ない感じの作り。せっかくなら西遊記関連を観光の目玉としても良いくらいなのに。ベトナム戦争モニュメントもないし。そんな歴史の押し付けがましさがない謙虚さを感じるベトナムの五行山でした。
おばちゃんのパン
宿に戻り腹ごしらえ。いつものおばちゃんのパン屋に行く。ベトナム式サンドイッチって感じの『バンミ』って食べ物。50円くらいでうまい。
このおばちゃんが良い人で、僕が小銭がなく、おばちゃんも釣りがないと行った時があり、その時おばちゃんは怒りもせず値引きしてくれた。2回も。そこから常連。最終日に値引いてくれた分を返そうと多めに払ったら、いらないよ!とお金を突き返された。かっこいい。
ダナンの思い出は五行山とこのおばちゃんがほとんど。その他ダナン見どころは海が有名。あと週末限定で火を吹くドラゴンブリッジ(雨で見れず)。あとはただの街。他のベトナムの大きな街とあまり変わらなく見える。
なんとなくしっくり来ない感じがあるなぁ、とふわふわした感じを携えつつ次の街へ移動して行く。
了
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