おっちゃんのお茶とおばちゃんの市場 [ミャンマー]

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身震いと共に目を覚ます。ウィンドブレカーを羽織り膝掛けを体に巻いて寝ていても寒い。明るさを取り込み始めた窓はガッツリ結露している。異常を察した身体が鳥肌を立ててアピールして来る。冷房地獄。
 
 
 

本日のFeeling Radio

記事のBGMにどーぞ。

 

Comadre Florzinha -『Maré』

 

ヤンゴンの朝

朝6時。ミャンマー仏教遺跡群のあるバガンから経済都市ヤンゴンに到着。バスから降りると、今度は逆にムアッとした熱気に包まれる。ボリュームのでかいタクシーの客引き攻撃を交わし、宿までは乗合タクシーで向かう。80円程度で約20キロの距離があるダウンタウンまで。移動費が安いのは有難い。
 
 
宿に荷物を置き、せっかくなので朝のヤンゴンを散歩して見る。さすがミャンマー最大の都市だけあって人と車が多いこと。バガンと違い人口密度急上昇。撮影対象が勝手に人工物から人間へ、歴史から生活そのものへとシフトする。
 
 
ではでわ早速ミャンマー最大都市ヤンゴンの朝の一部分をご紹介しましょう。
 

女性力

さっそく泊まっているホテルの目の前に朝市が立っていた。というかミャンマーは行くとこ行くとこ朝市が立っている印象。なのでどこでもやってる。珍しいものではないが、やってると嬉しい。賑わう声の中へ入って行く。
 
 
毎日開かれていると思われるこの朝市で、強く感じたのは『女性力』と言うこと。ヤンゴンの女性のエネルギッシュで、なんとも腹の据わった明るさと、そこに根ざした生活とか現実感を含んだ生々しい力強さの様なもの。歴史踏まえ年期が入ってるって感じ。
 
 
 
 
女性たちは道のど真ん中に当たり前のように座り込んでいる。ミャンマーの伝統衣装であるロンジーと言う巻きスカートを大きく広げ座り込み、皆でおしゃべりをしたり、売り声高らかに呼び込んでみたり、それは賑やか。
 
 
 
仏教が生きている国なので、お坊が托鉢に来る。お布施はお金ではなく食べ物を施すことが多い。この日も賑わいに乗じて参ずるも、なんだか渋い感じの女性陣。何となくだが、ほんのり邪険っぽい空気感が漂っていた。商売優先。それを感じてか、後ろを歩く小僧さん達は、少し不安げな表情で小走りに付いて回っていた。一応ミャンマーもタイやカンボジア同様に仏教国。ウィキさんによると国民の90%が仏教徒。信仰のアツい国。
 
 
 
ミャンマーの女性が働いている姿をよく見かけた。しかめっ面だったり、笑っていたり、でかい声出してたり。子供に母乳をあげながら商売をしている若い女性もいた。
 
 

天然の市場

この市場は、一本の路地の端々にまで広がっている。路地の両面は、洗濯物やパラボナアンテナだらけの一般民家が入った集合住宅群。団地みたいな感じなのだろうか。皆似た形ではある。なのでお客は旅行者ではなく、ここいらで生活している地元の人々。つまりここはみんなの台所。
 
 
 
 なんちゃらモールや大型ショッピングセンターのように区画的に商業スペースが決められているわけではない。なのでどこまで広がってるかわわからないのだが、この左右の一本横の通りも似たような形で露天がずらっと並び、市場の装いになっていた。どこも賑わっている。それら3つの通りを一つの市場と考えると結構な大きさ。東京ドームの個数で例えられないのが残念。 
 
 
 
 この辺の風景はタイと同じ。青空生肉解体ショー。どうもまだハエがたかってんのがちょっと抵抗感ある。そのうち慣れるのかな?だってギンギンにハエがたかってるんすよねぇ。これ見て腹減るくらいじゃなきゃレベルが低いってことなのだろう。まだまだだ。
 
 
 
 
セット売りなのかディスプレイを意識した配置。ピーマンがちょっと足りない。
 
 

お茶とおっちゃんとオヤジとおっさん

 んでミャンマーの人はお茶するの好きね。朝8時ごろ満員。これはバガンでも同じ。コーヒーや中国茶を飲みにオヤジ達が集まってた。おばちゃんの集まりは珍しい存在。オヤジばっか。
 
 
女性は市場にはいっぱいいたけど、お茶するような茶店にはほとんどいない。おっさんはおっさんを連れ立ってお茶しに来る。子供連れのファミリー、若いカップル、一人だけでいる人もいるが夫婦や女性の集い的なものは見なかった。はて。
 
 
ある一定の年齢になると、おっさんとおばちゃんは生息地域が違って来るのだろうか。
 
 
 
ミャンマーでおっちゃん見たけりゃ茶屋に行け。おばちゃん見たけりゃ市場行け。
 
 
 
 
隣のおっさんが目の前のおっさんをずっとこうして喋ってた。10分近くこんな感じだった笑。相当怒ってる。怒ってないとしたら通常営業でいつもそう言うテンションの人。だとしたらメンドクサイ人だな笑。相手の目を見て「アァン!」って言ってた。相手は禅者のように一点を見つめ『無』と言う表現しかできないような顔をしていた。
 

それでは。。。

 
 
最後にミャンマーで心から『ご苦労様です』と思った仕事をご紹介します。一応先に言うと『ドブさらい』の仕事。タイもカンボジアもそうなのだが、道路の排水設備系統が弱い。雨が降るとすぐに軽い浸水状態になるところも多い。ミャンマーもまた然り。しかもゴミをその場で捨てる文化。匂いもひどい。その排水溝に詰まったゴミや泥をスコップ一本でじゃぶじゃぶ掻き出す仕事。猛暑の中、いや本当に『ご苦労様です』と思った。
 
 
 
 
 
最後にもう一度だけ言ってみます。
 
 
 
 
 
 
 
『ミャンマーでおっちゃん見たけりゃ茶屋に行け。おばちゃん見たけりゃ市場行け』
 
了。
 
 

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